
『やがて君になる』レビュー|「好き」の感覚を問い続ける繊細な百合恋愛
2018年 ・ 全13話 ・ TROYCA
更新: 2026-06-20
作品情報
やがて君になる
- 📅 放送時期
- 2018年秋
- 📺 話数
- 13話
- 🎬 形式
- TV
- ⏱ 1話
- 約24分
- 📡 放送状況
- 完結
- 📖 原作
- 漫画
- 🏢 制作会社
- TROYCA
- 🎭 ジャンル
- ドラマ恋愛日常
テーマ・タグ
公式サイト・SNS
作品データ・キャスト
主要キャスト
スタッフ
- 原作
- 仲谷鳰
- 監督
- 加藤誠
- シリーズ構成
- 花田十輝
- キャラクターデザイン
- 合田浩章
- 音響監督
- 明田川仁
- 音楽
- 大島ミチル
作品データ
- 原作
- 漫画
- 放送時期
- 2018年秋
仲谷鳰による原作漫画をTROYCAがアニメ化した本作は、2018年秋に放送された全13話の百合恋愛アニメです。「恋愛感情がわからない」主人公と「誰かを好きになれない」先輩が出会い、互いの感情と向き合っていく物語として、百合ジャンルの代表作のひとつに数えられています。
あらすじ(ネタバレなし)
中学時代に好意を寄せられた経験を持つ小糸侑は、少女漫画で描かれるような「胸のときめき」を感じられないことを密かに悩んでいます。高校進学後、生徒会長の七海燈子に出会った侑は、燈子もまた「誰かを特別に想えない」という同じ悩みを抱えていることを知ります。しかしやがて燈子は侑に対して特別な感情を抱き始め、二人の関係は少しずつ変化していきます。
この作品の魅力
「好き」という感覚そのものを問うテーマの深さ
本作の核心は、恋愛の成就ではなく「恋愛とはどういう感覚なのか」という問いにあります。侑の「何も感じない」という出発点と、燈子の「誰かに特別に想われることを望まない」という複雑な事情が絡み合い、一般的な恋愛アニメとは異なる深みのある物語が展開されます。
TROYCAによる繊細な映像表現
光と影の使い方が丁寧で、キャラクターの感情状態に応じた色調や光量の変化が随所に施されています。特に感情的なクライマックスに向かうシーンでは映像の質が一段上がり、台詞以上のものをスクリーンが語る場面が複数あります。
生徒会の劇が与える物語の奥行き
作中で生徒会が文化祭の劇を制作するというサブストーリーが展開されます。この劇の内容と登場人物たちの感情が密接に絡み合い、物語に二重の意味が生まれる構造になっています。劇のシナリオをめぐるやり取りは、本編の感情的な深みを増す装置として機能しています。
こんな人におすすめ
- 「恋愛感情とは何か」というテーマに関心がある方
- 繊細な感情描写と映像美を兼ね備えた恋愛アニメを求める方
- 百合ジャンルの入門作を探している方
- 一般的な恋愛ドラマとは異なる視点の青春ものを見たい方
まとめ
『やがて君になる』は、「好きになること」そのものを探求するテーマと、TROYCAの繊細な映像表現が高い次元で融合した百合恋愛アニメです。百合ジャンルに不慣れな方でも感情描写の深さで引き込まれる作品として知られており、青春恋愛アニメの中でも特別な位置を占めています。アニメで描かれなかった結末は原作漫画(全8巻完結)で確認できます。

編集部の感想
みんなの評価・世間の声
百合ジャンルを代表する高品質作品として広く認知されており、感情描写の丁寧さとTROYCAによる映像美が高く評価されている。
✦ 高く評価されている点
- ✓「好き」の感覚を問い続けるテーマの深みが高く評価されている
- ✓TROYCAによる作画が美しく、光と影の演出が感情表現に直結していると好評
- ✓燈子と侑の関係性の変化が丁寧で感情移入しやすいという声
- ✓百合ジャンル未経験者が入門作として選ぶケースが多い
- ✓生徒会の劇という軸が設けられており物語に奥行きがあると評価されている
⚖ 賛否が分かれる点
- ±アニメが途中で終わるため、原作を読まないと結末がわからない点を惜しむ声がある
◎ こんな人に刺さる
「恋愛感情とはどういうものか」というテーマに関心がある方や、丁寧な感情描写と映像美を両立した青春ものを求める方に強くおすすめ。
※公開されている評価の傾向をまとめたものです
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よくある質問
百合作品ですが、百合ジャンルに慣れていない視聴者でも楽しめますか?
はい。本作は「好きという感情とは何か」という普遍的なテーマを丁寧に掘り下げており、百合ジャンルに不慣れな方でも感情描写の深さで楽しめると評判です。
主人公・小糸侑の「恋愛感情がわからない」という設定はどういう意味ですか?
少女漫画を読んで「恋愛とはこういうもの」と学んできた侑は、実際に好意を寄せられても「胸がときめかない」と感じています。この感覚の正体を探るのが物語の出発点のひとつです。
13話でアニメはどこまで描かれますか?
原作漫画の序盤から中盤の内容が描かれます。二人の関係が大きく動き始めた時点で終わるため、結末は原作漫画で確認できます。
「燈子が誰かを好きになれない」理由は何ですか?
詳細はネタバレになるため明かせませんが、燈子の過去の経験が深く関係しています。その理由が明らかになるにつれて彼女の言動の意味が変わって見えます。
原作漫画は完結していますか?
はい。仲谷鳰による原作漫画は全8巻で完結しています。アニメの続きを読みたい方は原作で楽しめます。













