
『鋼の錬金術師 BROTHERHOOD』レビュー|完成度の高さで世界を魅了した名作
2009年 ・ 全64話 ・ bones
更新: 2026-06-13
作品情報
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
錬金術が発達した世界で、エルリック兄弟は禁断の『人体錬成』に手を出し、その代償として大切なものを失ってしまう。兄エドワードは右腕と左足を、弟アルフォンスは身体そのものを。失われた身体を取り戻すため、兄弟は究極の力『賢者の石』を求めて旅に出る。
- 📅 放送時期
- 2009年春
- 📺 話数
- 64話
- 🎬 形式
- TV
- ⏱ 1話
- 約25分
- 📡 放送状況
- 完結
- 📖 原作
- 漫画
- 🏢 制作会社
- bones
- 🎭 ジャンル
- アクション冒険ドラマファンタジー
テーマ・タグ
公式サイト・SNS
作品データ・キャスト
主要キャスト
メインアルフォンス・エルリック
CV: 釘宮理恵
身体を失い鎧の姿となった、心優しい弟。エドの旅の相棒。
メインエドワード・エルリック
CV: 朴璐美
国家錬金術師となった天才少年。兄弟の身体回復を目指す主人公。
サブロゼ
CV: ゆきのさつき
エルリック兄弟が旅の途中で出会う、信仰に生きる町娘。
サブマイルズ
CV: 中井和哉
北方を守る軍に所属する、冷静沈着な軍人。
サブパニーニャ
CV: 岡村明美
義手・義足を持つ、身軽で気のいいスリの女性。
サブメイ・チャン
CV: 後藤麻衣
独自の錬丹術を使う、シンの国から来た幼い少女。
サブニール
CV: 奈良徹
物語の中で兄弟が関わる人物の一人。
サブスロウス
CV: 立木文彦
エルリック兄弟の行く手に現れる、敵対する存在の一人。
スタッフ
- 原作
- 荒川弘
- 監督
- 入江泰浩
- シリーズ構成
- 大野木寛
- キャラクターデザイン
- 菅野宏紀
作品データ
- 原作
- 漫画
- 放送時期
- 2009年春
作品データ(詳細)
主題歌
- OP「again」/ YUI
- ED「嘘」/ シド
- 📖 掲載誌
- 月刊少年ガンガン(完結・既刊全27巻)
- 📡 放送
- 毎日放送・TBS系列(2009年4月5日放送開始)
シリーズ放送順(年表)
本作とつながる続編・前作・劇場版を放送順に並べています。
- 1
別バージョン鋼の錬金術師
2003年秋
TVアニメ / 全51話
★ 7.9
- 2
本作鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
2009年春
TVアニメ / 全64話
★ 9.0
- 3
外伝鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 未放送エピソード
2009年夏
OVA / 全4話
★ 7.7
- 4
スピンオフ鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 荒川弘 描き下ろし4コマ劇場
2009年夏
スペシャル / 全16話
★ 7.0
- 5
外伝鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
2011年夏
劇場版 / 全1話
★ 6.9
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(通称ハガレンまたはFMA Brotherhood)は、 国内外を問わず長年にわたりアニメランキングの上位に君臨し続けている作品です。 ストーリーの完成度、キャラクターの魅力、アクションの迫力——どれを取っても高水準と評されており、 「アニメの教科書」と呼ぶファンも少なくありません。 2009年放送・全64話・bones制作という堂々たるスペックを誇ります。
あらすじ(ネタバレなし)
錬金術が存在する世界を舞台に、兄のエドワード・エルリックと弟のアルフォンスは、 亡き母を蘇らせようとした禁忌の錬金術の失敗によって、それぞれ大切なものを失ってしまいます。 失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を求めて旅に出るふたり。 その旅の中で、巨大な陰謀や国家の闇へと巻き込まれていきます。 重いテーマを持ちながら、少年漫画らしいテンポと爽快さも兼ね備えた物語です。
世界を魅了した理由
「等価交換」という哲学が物語全体を貫く
「何かを得るためには、同等の対価を支払わなければならない」という錬金術の基本原則が、 物語のテーマとも深くリンクしています。喪失と代償をめぐる問いが作品全体に一貫して流れており、 単なるバトルアニメを超えた重厚さをもたらしていると多くのファンが語っています。 この哲学が全64話を貫く一本の柱となり、作品に揺るぎない軸を与えています。
膨大なキャラクターが全員描き切られている
登場人物の数が非常に多いにもかかわらず、主要キャラクターのほぼ全員に見せ場と動機が与えられています。 敵側のキャラクターでさえ単純な悪役として終わらない描き方が、 作品の奥行きを大きくしていると評価されています。 全員に「なぜそう行動するか」の理由があるため、どのキャラクターにも感情移入しやすいのが本作の強みです。
伏線と回収の精度が高い
序盤から丁寧に積み上げられた伏線が、終盤にかけて次々と回収される構成の緻密さは折り紙付きです。 「長い作品なのに後半のテンションが落ちない」という声が多く、 完走後に達成感を感じる視聴者が非常に多いと言われています。
アクションとシリアスの両立
骨太なシリアスドラマとしての側面を持ちながら、bonesが手がけたアクションシーンの迫力も本作の大きな魅力です。 錬金術を使った個性的な戦闘スタイルはキャラクターごとに異なり、戦闘シーンを見るだけでも十分な満足感があります。 シリアスな場面とアクションの場面が巧みに織り交ぜられており、全64話を通じて飽きさせない工夫が随所に見られます。
こんな人におすすめ
- 骨太なストーリーとバトルを両方楽しみたい人
- 完成度の高い長編アニメを一本しっかり見たい人
- 兄弟の絆を描いた熱い物語が好きな人
- 海外でも評価が高いアニメを確認しておきたい人
まとめ
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』は、エンターテインメントとしての面白さと、 テーマの重厚さを高い次元で両立させた作品です。 話数が多いですが、テンポが良く中だるみしにくいため、一度見始めると止まらなくなるとよく言われます。 アニメを本格的に楽しみたい方の最初の一本としても強くおすすめできる名作です。

編集部が実際に見た感想
みんなの評価・世間の声
各レビューサイトで長年にわたり全アニメの最上位クラスに位置し続けている、別格の評価を持つ作品だ。国内だけでなく北米・ヨーロッパ・東南アジアと世界規模で「日本アニメの入門作」として機能しており、「初めて見た日本アニメがFMABだった」という海外ファンが非常に多い。漫画の完全アニメ化という性格から原作ファンにも高く評価されており、「原作の結末をここまで誠実に映像化した」という信頼感が評価の土台になっている。
✦ 高く評価されている点
- ✓等価交換という単純明快な原則がテーマとして全64話を一本の軸で貫いており、長尺でも物語が散漫にならない構成の核として広く評価されている。
- ✓登場人物の数が膨大でありながらほぼ全員に動機・見せ場・決着が与えられており、「誰も雑に扱われていない」という作品への信頼感が視聴の継続動機になっていると多くのファンが語る。
- ✓bonesが手がけた戦闘シーンのダイナミズムは高く評価されており、錬金術の能力バトルという独自の戦い方が「どのキャラも使い方が違って面白い」というキャラクター論に直結している。
- ✓少年漫画らしい爽快感とシリアスなドラマが高いレベルで共存しており、「子どもにも大人にも刺さる」という幅広いターゲット層への訴求力が国際的な評価の背景にある。
- ✓全64話を見終わった後の達成感・充実感が非常に大きいと語るファンが多く、「長さに見合うかそれ以上の体験だった」という感想が繰り返し見られる。
⚖ 賛否が分かれる点
- ±序盤はサービスシーン的なエピソードが散見され、初見で「シリアスさが一定しない」と感じる視聴者もいる。特に旧作(2003年版)を先に見たファンからは展開の違いへの戸惑いが語られることがある。
- ±64話という長さは「中だるみしにくい」と評価される一方、時間的コストへのハードルが高く「いつか見ようと思ったまま積んでいる」という声も多く、評価した視聴者数の多さに比べてリーチできていない潜在層が多い可能性がある。
◎ こんな人に刺さる
アニメを本格的に見始めた層への最初の「長編名作」として頻繁に推薦され、ジャンル・国籍・年齢を問わず幅広い層に届いている。バトルアニメのファンにも、ドラマ重視の視聴者にも、哲学的テーマを求める層にも同時に刺さる設計が「万人向け」という評価の根拠になっており、アニメ入門書的な文脈で語られる機会が特に多い作品だ。
参照:CBR – FMAB Loses No.1 Spot、Wikipedia – Fullmetal Alchemist: Brotherhood、Screen Rant – Frieren Dethrones FMAB
※公開されている評価の傾向をまとめたものです
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よくある質問
鋼の錬金術師BROTHERHOODは全何話?
全64話です。長尺ですがテンポが良く、多くの視聴者が「中だるみなしに最後まで見られた」と語っています。
旧作(2003年版)との違いは?
2003年版は原作漫画の連載途中に放送されたため、アニメオリジナルの展開が多くなっています。BROTHERHOODは原作に沿った内容で、原作の結末を完全にアニメ化した作品です。原作ファンにも未視聴の方にもこちらをおすすめします。
どこで視聴できる?
U-NEXT・DMM TVなどの動画配信サービスで視聴できます。配信状況は変更される場合があるため、最新情報は各サービスでご確認ください。
「等価交換」とはどういう意味?
等価交換とは、錬金術の根本原理で「何かを得るためには同等の対価を支払わなければならない」という法則です。物語全体のテーマとも深く結びついており、作品の根幹を貫くキーワードになっています。
世界中で評価が高い理由は?
ストーリーの完成度、キャラクターの描き分け、伏線と回収のバランスが特に高く評価されています。国内外のアニメランキングで長年上位に君臨しており、「アニメの教科書」と呼ぶファンもいるほどです。





