
『リコリス・リコイル』レビュー|日常と非日常が交差するオリジナルアニメの傑作
2022年 ・ 全13話 ・ A-1 Pictures
更新: 2026-06-14
作品情報
リコリス・リコイル
表向きは喫茶店「リコリコ」、その実態は治安を守る秘密組織の拠点。そこで働く少女たちは「リコリス」と呼ばれ、犯罪を未然に防ぐ任務を担っている。天才的な腕を持ちながら決して人を殺さない錦木千束と、本部から異動してきた実直な井ノ上たきな。対照的な二人が手を組み、東京の平和を守るための日々が始まる。
- 📅 放送時期
- 2022年夏
- 📺 話数
- 13話
- 🎬 形式
- TV
- ⏱ 1話
- 約24分
- 📡 放送状況
- 完結
- 📖 原作
- オリジナル
- 🏢 制作会社
- A-1 Pictures
- 🎭 ジャンル
- アクション日常
テーマ・タグ
公式サイト・SNS
作品データ・キャスト
主要キャスト
メイン錦木千束
CV: 安済知佳
喫茶リコリコで働く明朗快活な少女。卓越した実力を持つリコリス。
メイン井ノ上たきな
CV: 若山詩音
本部から異動してきた実直なリコリス。任務に忠実な少女。
サブミカ
CV: さかき孝輔
喫茶リコリコの店長。千束を見守る父親のような存在。
サブ中原ミズキ
CV: 小清水亜美
喫茶リコリコの一員。任務を背後から支えるサポート役。
サブクルミ
CV: 久野美咲
喫茶リコリコにいる風変わりな少女。電子分野に精通している。
サブ吉松シンジ
CV: 上田燿司
喫茶リコリコの常連客で、ある支援組織に属する謎めいた人物。
サブ真島
CV: 松岡禎丞
主人公たちの前に立ちはだかる、日本の治安に関心を抱く人物。
サブハッカー
CV: 真木駿一
スタッフ
- 原作
- アサウラ
- シリーズ構成
- 足立慎吾
- キャラクターデザイン
- いみぎむる
作品データ
- 原作
- オリジナル
- 放送時期
- 2022年夏
作品データ(詳細)
主題歌
- OP「ALIVE」/ ClariS
- ED「花の塔」/ さユり
- 📡 放送
- TOKYO MX・BS11ほか(2022年7月2日放送開始)
シリーズ放送順(年表)
本作とつながる続編・前作・劇場版を放送順に並べています。
- 1
本作リコリス・リコイル
2022年夏
TVアニメ / 全13話
★ 8.1
- 2
外伝リコリス・リコイル Friends are thieves of time.
2025年春
ONA / 全6話
★ 7.8
『リコリス・リコイル』は2022年夏クールに放送されたオリジナルTVアニメです。 A-1 Pictures制作、全13話。原作・原案なしの完全新作でありながら、放送当時からSNSで爆発的な話題を呼び、 2022年を代表する作品のひとつとして記憶されています。 この記事では、できるだけネタバレを避けながらその魅力をお伝えします。
あらすじ(ネタバレなし)
表向きは喫茶店「リコリコ」を営む、実は非公式の治安維持活動を行う組織の出先機関。 そこに配属されることになった新人・井ノ上たきなは、組織トップの優秀なエージェント・錦木千束と組むことになります。 天才的な戦闘能力を持ちながら、笑顔でコーヒーを淹れ、依頼人のどんな「困りごと」にも全力で向き合う千束。 任務第一で感情を表に出さないたきな。 凸凹なふたりが、カフェの日常と街の平和を守る仕事の中で少しずつ変わっていきます。
この作品が多くの人を引きつける理由
千束とたきな——対照的なふたりが生み出す化学反応
本作の中心にあるのは、間違いなく千束とたきなの関係性です。 何事も楽しんでしまう千束と、任務に一直線なたきな。 最初は噛み合わなかったふたりが、少しずつ歩み寄っていく過程が丁寧に描かれています。 たきなが千束に影響されて表情を変えていく場面は、言葉で説明されるより先に視聴者の感情が動く、 そういうタイプの演出です。バディものが好きな人には特に深く刺さる作品です。
日常とアクションを高次元で両立させた演出
カフェでの軽妙なやりとり、依頼人との人情話、そして劇場レベルの作画によるアクションシーン—— これらが不自然さなく同じ作品の中に共存しているのが、リコリス・リコイルの大きな特徴です。 重くなりすぎない絶妙なテンションを保ちながら、アクションの緊張感もきちんと機能している。 そのバランス感覚は、13話を通じてほとんど崩れません。
A-1 Picturesが注ぎ込んだ圧倒的な作画クオリティ
銃撃戦や近接格闘を含むアクションシーンの作画は、深夜TVアニメとしては突出したクオリティです。 キャラクターの動きにリズムがあり、見ていて気持ちいいという感覚が戦闘シーン全体に貫かれています。 静かな日常パートの背景美術も丁寧で、「リコリコ」というカフェの空間が生活感を持って存在しています。
世界観の裏側が少しずつ見えてくる後半の展開
前半の軽快な雰囲気から一転、後半では千束をめぐるシリアスな設定が浮上します。 明るさの裏に何があるのかが少しずつ明かされることで、1話から見直したくなる構造になっています。 重くなりすぎない落としどころを選んでいる点が好みの分かれどころでもありますが、 それが「見終わった後味の良さ」につながっているとも言えます。
こんな人におすすめ
- バディものやふたりの関係性の変化を楽しみたい人
- 重すぎず、でも薄くもない、エンタメとして完成されたアニメを探している人
- アクション作画のクオリティにこだわりがある人
- 「日常系」と「シリアス」が混在する作品が好きな人
まとめ
『リコリス・リコイル』は、オリジナルアニメとして高い完成度を持ち、 千束とたきなというキャラクターの魅力だけで何度でも見返せる作品です。 日常の温かさとアクションのスタイリッシュさが共存する雰囲気は、見始めたら止まらなくなるタイプのアニメです。 まだ見ていない方は、1話だけ試してみることをおすすめします。

編集部が実際に見た感想
みんなの評価・世間の声
2022年夏クールに放送されたオリジナルアニメとして、放送当時からSNS上で爆発的な話題を集めた。千束とたきなのキャラクターが視聴者に広く受け入れられ、「最高のバディアニメ」という評価が定着している。各レビューサイトで高水準の評価を維持しており、深夜アニメとしては異例の認知度を獲得した。オリジナルアニメでありながら完成度の高いキャラクター造形と世界観構築が評価され、2022年を代表する作品として繰り返し名前が挙がる。
✦ 高く評価されている点
- ✓千束のテンション高めな天真爛漫さとたきなの生真面目さという対照的なふたりの掛け合いが「見ていて飽きない」と広く語られ、バディものとして屈指の相性の良さとして評価されている。
- ✓作画クオリティが非常に高く、特にアクションシーンは劇場アニメに匹敵するという声が多い。A-1 Picturesの技術力が随所に発揮されている。
- ✓日常パートとアクションパートが自然に切り替わる脚本の巧みさが、見やすさとエンタメ感を両立させており「ながら見から本気見になった」という視聴者も多い。
- ✓カフェLycoris Recoilを舞台にした日常描写のディテールが丁寧で、キャラクターたちの「生活感」がリアリティを支えていると評価されている。
- ✓シリアスな世界観設定でありながら重くなりすぎない絶妙なバランスが「気持ちよく最終回まで見られた」という感想につながっており、後味の良さを支持する声が多い。
⚖ 賛否が分かれる点
- ±後半のシリアス展開において敵側の動機や世界観の論理的整合性が薄いという指摘があり、「設定より雰囲気優先」と感じた視聴者は物語の説得力に物足りなさを覚えることがある。
- ±千束にまつわる核心的な設定(命の期限)の扱われ方について、「きちんと向き合いきれていない」「回収が甘い」という声と「だからこそ重くならない」という声に評価が割れている。
- ±千束とたきなの関係性を「百合」として捉えるかどうか、またその描き方の深さについて視聴者間で見方が大きく異なり、期待値によって満足度が変わる。
◎ こんな人に刺さる
キャラクター同士の掛け合いや関係性の変化を楽しむことが好きな視聴者に特に深く支持されており、「バディものが好き」という層から非常に高い評価を得ている。また、重すぎないが薄くもない、エンタメとして完成されたアニメを求める視聴者にもフィットしやすい。アクション演出に惹かれた層と日常コメディ的な空気に惹かれた層の両方が存在するため、入口が広く口コミで広がりやすい作品でもある。
※公開されている評価の傾向をまとめたものです
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よくある質問
リコリス・リコイルは全何話ですか?
TVシリーズは全13話です。1クールでまとまっているため、週末にまとめて見やすい作品です。
原作マンガや小説はありますか?
本作は完全オリジナルTVアニメとして制作されました。コミカライズや小説版は展開されていますが、TVシリーズがオリジナルの本編です。
どこで視聴できますか?
各動画配信サービスで視聴できる場合があります。配信状況は変更されることがあるため、最新情報は各サービスでご確認ください。
続編や映画はありますか?
2022年放送終了後、劇場版の制作が発表されています。公式サイトや各メディアで最新情報をご確認ください。
アクションが苦手でも楽しめますか?
本作はアクションと日常パートが半々程度の割合で描かれており、ふたりの掛け合いやカフェの日常シーンに惹かれる視聴者も多くいます。アクションだけでなく、キャラクター同士の関係性が物語の中心にある作品です。





