
『僕のヒーローアカデミア』第1期レビュー|無個性の少年が「Plus Ultra」をつかむまで
2016年 ・ 全13話 ・ bones
更新: 2026-06-14
作品情報
僕のヒーローアカデミア
人口の約8割が「個性」と呼ばれる超常能力を持つ超人社会。「個性」を持たずに生まれた緑谷出久は、それでも憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトのようなヒーローになることを夢見ていた。ある出来事をきっかけに彼の生き方が認められ、出久はヒーロー養成の名門・雄英高校への扉を開く。仲間たちと切磋琢磨しながら、最高のヒーローを目指す王道学園ヒーロー譚。
- 📅 放送時期
- 2016年春
- 📺 話数
- 13話
- 🎬 形式
- TV
- ⏱ 1話
- 約24分
- 📡 放送状況
- 完結
- 📖 原作
- 漫画
- 🏢 制作会社
- bones
- 🎭 ジャンル
- アクション冒険コメディ
テーマ・タグ
作品データ・キャスト
主要キャスト
メイン緑谷出久
CV: 山下大輝
主人公。ヒーローに憧れる純粋な少年で、雄英高校ヒーロー科1年A組に通う。
メイン爆豪勝己
CV: 岡本信彦
出久の幼馴染。爆破の個性を持つ自信家で、トップを目指す実力派の同級生。
メイン麗日お茶子
CV: 佐倉綾音
出久のクラスメイト。物体を無重力化できる個性を持つ、明るく前向きな少女。
メイン八木俊典
CV: 三宅健太
「平和の象徴」と呼ばれるNo.1ヒーロー・オールマイト。出久が憧れる存在で師でもある。
サブ轟焦凍
CV: 梶裕貴
氷と炎を操る半冷半燃の個性を持つ、クールで実力上位の同級生。
サブ飯田天哉
CV: 石川界人
脚部のエンジンで高速移動する個性を持つ、真面目で正義感の強いクラス委員長。
サブ蛙吹梅雨
CV: 悠木碧
蛙の能力を扱う個性を持つ、冷静で面倒見のよい女子生徒。愛称は「フロッピー」。
サブ相澤消太
CV: 諏訪部順一
1年A組の担任教師でプロヒーロー「イレイザーヘッド」。対象の個性を無効化する個性を持つ。
スタッフ
- 原作
- 堀越耕平
- 監督
- 長崎健司
- シリーズ構成
- 黒田洋介
- キャラクターデザイン
- 馬越嘉彦
作品データ
- 原作
- 漫画
- 放送時期
- 2016年春
作品データ(詳細)
主題歌
- OP「THE DAY」/ ポルノグラフィティ(第1期)
- ED「HEROES」/ Brian the Sun(第1期)
- 📖 掲載誌
- 週刊少年ジャンプ(完結・既刊全42巻)
- 📡 放送
- 毎日放送ほかTBS系列(2016年4月3日放送開始)
🏆 受賞歴
- 2019年 ハーベイ賞 Best Manga部門
シリーズ放送順(年表)
本作とつながる続編・前作・劇場版を放送順に並べています。
- 1
本作僕のヒーローアカデミア
2016年春
TVアニメ / 全13話
★ 7.7
- 2
続編僕のヒーローアカデミア2
2017年春
TVアニメ / 全25話
★ 8.0
- 3
外伝僕のヒーローアカデミア救え!救助訓練!
2017年春
OVA / 全1話
★ 7.0
- 4
スピンオフヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-
2025年春
TVアニメ / 全13話
★ 7.6
各シーズンのあらすじ
ネタバレなし- 1
本作 僕のヒーローアカデミア(2016年春)
【第1期/2016年】個性を持たない出久が雄英高校でヒーローを目指す導入編。
- 2
続編 僕のヒーローアカデミア2(2017年春)
【第2期/2017年】体育祭やインターンを通じて成長する生徒たちを描く続編。
『僕のヒーローアカデミア』第1期は、2016年4月にボンズ制作・長崎健司監督でスタートした全13話のTVアニメシリーズです。 堀越耕平による同名漫画(週刊少年ジャンプ連載)を原作とし、約8割の人間が何らかの超常能力「個性」を持つ世界を舞台に、 無個性の少年・緑谷出久(デク)がプロヒーローを目指す物語を描きます。 放送当時から国内外で大きな支持を集め、シリーズは7期まで続く長寿作となりました。 この記事では第1期に絞り、できるだけネタバレを避けながらその魅力をお伝えします。
あらすじ(ネタバレなし)
個性を持つことが当たり前の世界で、緑谷出久は生まれながらの無個性。 ヒーローへの憧れを持ちながらも、幼い頃から「お前には無理だ」と言われ続けてきた少年です。 そんなデクがある日、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと偶然出会い、 「君はヒーローになれる」という言葉と共に受け継いだのは、代々伝わる最強の個性でした。 OFA(ワン・フォー・オール)を手にしたデクは名門校・雄英高校のヒーロー科を目指しますが、 その力はまだ彼の体に馴染んでいない——第1期は、その「始まり」の物語です。
第1期の見どころ
等身大の弱さから始まる主人公
多くの少年アニメの主人公は「才能はないが根性はある」という設定から始まりますが、 デクはそれに加えて「才能もなく、身体能力もなく、周囲に否定され続けた」という背景を持ちます。 第1期では彼がその弱さを抱えたままひたむきに動き続ける姿が丁寧に描かれており、 「自分にも当てはまるかもしれない」という感情移入を生みやすい構造になっています。 強さを手にした後も完全に使いこなせないという設定が、成長の物語として説得力を持たせています。
ボンズの作画が生む「動くバトル」
制作会社ボンズはアクション作画の高さで知られていますが、本作でもその技術は存分に発揮されています。 特にオールマイトが全力で戦うシーンのエネルギー感と画面の情報量は、 「アニメで見るべき理由がある」と言われるほど静止画では伝わりにくい迫力があります。 第1期の段階ではバトルシーンは少なめですが、その分ひとつひとつのアクションカットに重みがあります。
「個性」という設定の奥行き
超能力バトルの道具として機能するだけでなく、「個性を持たない人間はどう生きるのか」 「生まれながらの差はどこまで運命を決めるのか」という問いがデクの境遇を通じて浮かび上がります。 この設定の奥行きが、単純な能力インフレで終わらない物語の土台になっており、 SF・社会派の文脈でも語られることがある理由のひとつです。
脇役キャラクターの「立ち方」
第1期はデクとオールマイトを中心に物語が進みますが、クラスメートたちの個性と性格が早い段階で印象に残ります。 特に爆豪勝己(かっちゃん)はデクとの関係性が複雑で、単純な「ライバル」として描かれていない点が興味深いです。 第2期以降の脇役たちの活躍を見たくなる動機が、第1期でしっかり仕込まれています。
こんな人におすすめ
- 「少年バトルアニメをひとつ見てみたい」という初心者に
- 努力が報われる展開を正面から受け取りたい人に
- 作画クオリティの高いアクションアニメを探している人に
- 長期シリーズを追い始める入口を探している人に
まとめ
『僕のヒーローアカデミア』第1期は、無個性という絶対的なハンデを持った少年が 最強の個性を受け継ぎながらも、それを使いこなせないまま前に進もうとする出発点の物語です。 全13話という短さの中に、デクとオールマイトの関係・雄英高校という舞台・個性社会のルールが 丁寧に積み上げられており、次のシリーズを見たくなる引力があります。 「王道を正面から見たい」と思ったとき、この第1期はその期待に応えてくれる作品です。

編集部が実際に見た感想
みんなの評価・世間の声
2016年の放送当時から「王道少年漫画の正統進化」として世界規模で支持を集めている。ボンズの高品質な作画と堀越耕平原作の設定の奥行きが合わさり、日本国内にとどまらず海外でも「初めてアニメを見た」という視聴者が多数生まれた。各レビューサイトで安定した高評価を維持しており、「少年バトルアニメの入門作」として繰り返し名前が挙がっている。第1期は全13話とシリーズ全体の中でも短めのシーズンだが、主人公・デクがヒーローを目指す出発点を丁寧に描いており、「この1クールだけでも十分に感動できる」という評価が多い。
✦ 高く評価されている点
- ✓無個性から始まるデクの境遇が「自分は取り柄がない」と感じる視聴者に強く刺さり、その等身大の弱さから成長していく展開に感情移入しやすいと広く語られている。
- ✓ボンズの作画はバトルシーンの動きが特に高く評価されており、オールマイトが戦うカットは「アニメで見るべき理由がある」とたびたび称賛されている。
- ✓個性という設定が単なる能力バトルに留まらず、多様性・差別・生まれながらの格差というテーマと重なっており、表層のエンターテインメントを超えた読み応えとして評価されている。
- ✓『The Day』(ポルノグラフィティ)のオープニングテーマが作品の空気感と合っており、「OP曲だけで熱くなれる」という声が視聴者の間で多く聞かれる。
- ✓クラスメートのキャラクター立ちが早く、第1期の段階でも爆豪・オールマイトといった脇役の印象が強く残るため、シリーズを通じて見続けたくなる動機として機能している。
⚖ 賛否が分かれる点
- ±第1期は全13話でありシリーズの序章にあたるため、大きなカタルシスを求める視聴者からは「物語が動き出す前に終わる」「本番は第2期から」という声も聞かれ、単体評価としては物足りないと感じる層もいる。
- ±主人公デクが序盤でいじめを受ける描写が続く点について、「感情的に入りにくい」「爽快感が薄い」という意見と、「だからこそ後半の成長が際立つ」という意見で評価が分かれる傾向がある。
◎ こんな人に刺さる
努力・友情・勝利という少年漫画の王道を正面から受け取れる視聴者に特に刺さる作品で、10代から30代の幅広い層に支持されている。「自分も何かを諦めかけていた」という経験を持つ人が、デクの姿に重ねて涙したという感想が多く見られる。また、海外アニメファンの間では「日本のヒーローものをひとつ見るなら」として入門作として頻繁に推薦されており、英語圏でのファン人口が特に大きい。バトルアニメよりも人間ドラマを重視する視聴者にとっては第2期以降の方が刺さるケースもあるが、第1期の「始まりの熱量」は唯一無二だという評価が根強い。
参照:AniList
※公開されている評価の傾向をまとめたものです
予告編(PV)
編集部スコア
当サイト独自の主観評価
どこで見れる?
配信情報・視聴できるサービスを確認しましょう
※配信状況は変更される場合があります。最新の配信情報は各サービスでご確認ください。
原作・関連グッズを買う
原作・Blu-ray・サントラ・グッズ。最新の在庫・価格は各ストアでご確認ください。
※当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
よくある質問
第1期は全何話?
全13話です。2016年4月から6月にかけて放送されました。コンパクトにまとまっており、週末に一気見もしやすい分量です。
原作漫画を読んでいなくても楽しめる?
問題なく楽しめます。第1期はシリーズの始まりにあたるため、事前知識なしで1話から入れる作りになっています。
子ども向けアニメ?
週刊少年ジャンプ連載原作で、小中学生からも支持されていますが、人間の弱さや挫折・差別といったテーマも描かれており、大人が見ても十分に楽しめる内容です。
どこで視聴できる?
各動画配信サービスで視聴できます。配信状況は変更される場合があるため、最新情報は各サービスでご確認ください。
第2期以降も見続けるべき?
第1期で気に入った方には第2期以降も強くおすすめです。第1期は助走で、キャラクターの掘り下げと大きなバトルは第2期から本格的に加速します。ただし第2期以降のシーズンに対する評価は視聴者によって異なる面もあり、まずは第1期で相性を確かめてみるとよいでしょう。





