
『すずめの戸締まり』レビュー|旅と喪失が重なるロードムービーの傑作
2022年 ・ 全1話 ・ CoMix Wave
更新: 2026-06-20
作品情報
すずめの戸締まり
- 📅 放送時期
- 2022年秋
- 📺 話数
- 1話
- 🎬 形式
- MOVIE
- ⏱ 1話
- 約121分
- 📡 放送状況
- 完結
- 📖 原作
- オリジナル
- 🏢 制作会社
- CoMix Wave
- 🎭 ジャンル
- 冒険ファンタジーミステリー超常現象
テーマ・タグ
作品データ・キャスト
主要キャスト
スタッフ
- 原作
- 新海誠
- 監督
- 新海誠
- キャラクターデザイン
- 田中将賀
作品データ
- 原作
- オリジナル
- 放送時期
- 2022年秋
『すずめの戸締まり』は、新海誠監督が2022年に発表したアニメ映画です。 『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)に続く長編作品として、 公開直後から国内外で大きな反響を呼び、日本国内だけで興行収入140億円を超える 大ヒット作となりました。ファンタジーとロードムービーを掛け合わせた独自の世界観と、 RADWIMPSと陣内一真による音楽が高く評価されています。
あらすじ(ネタバレなし)
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・岩戸鈴芽は、ある朝、廃墟を探しているという青年・宗像草太と出会います。 草太の後を追って山の廃墟へ向かった鈴芽は、そこに立つ古い扉を見つけ、思わず手を触れてしまいます。 するとその扉から、災いをもたらす「ミミズ」と呼ばれる存在が溢れ出し始め、 草太は「閉じ師」としてそれを押さえ込もうとします。 やがて日本各地の廃墟で扉が開きはじめ、鈴芽は草太とともに旅に出ることになります。 九州から四国・神戸・東京へ——出会いと別れを繰り返しながら、 鈴芽はこの旅が自分自身の過去とも深くつながっていることに気づいていきます。
この作品の魅力
日本各地を巡るロードムービーとしての疾走感
本作の最大の特徴は、日本列島を縦断するロードムービーとしての構造です。 舞台は九州・四国・神戸・東京と次々に変わり、それぞれの土地で新しい人物との出会いが生まれます。 旅のテンポが心地よく、「次は何が起きるのか」というワクワク感が最後まで続きます。 各地の風景描写には、その土地が持つ固有の時間と記憶が丁寧に込められており、 ただの美麗な背景描写に留まらない深みがあります。
圧倒的な映像美と光の表現
CoMix Wave Films制作ならではの映像クオリティは本作でも健在です。 朝焼けの海、廃墟に差し込む光、夜の星空——それぞれのカットが一枚の絵として成立する密度で描かれています。 特に「常世」と呼ばれる異空間の描写は、現実の延長線上にありながら非日常的な美しさを持ち、 視覚的なインパクトが絶大です。映像体験として完成度の高い作品を求めている方には強く推薦できます。
RADWIMPSと陣内一真による音楽
本作の音楽は、『君の名は。』『天気の子』でもタッグを組んだRADWIMPSと、 作曲家の陣内一真が共同で担当しています。 主題歌「すずめ」をはじめとする楽曲群は、映像と一体化した感情の増幅装置として機能しており、 「音楽が流れた瞬間に涙が出た」という声が多く聞かれます。 劇伴全体の設計が緻密で、静かな場面と感情が高まる場面の温度差が鮮やかに演出されています。
こんな人におすすめ
- 新海誠監督作品のファン、あるいは初めて触れてみたい人
- 旅・ロードムービーを題材にした物語が好きな人
- 映像美と音楽体験を重視してアニメ映画を選ぶ人
- 喪失と再生をテーマにした感情的な物語を探している人
まとめ
『すずめの戸締まり』は、ロードムービーとしての疾走感、圧倒的な映像美、 そして音楽と映像が一体化した感情体験という三つの柱が高い次元で揃った作品です。 新海誠監督がこれまで積み上げてきた表現の集大成として、多くの観客の記憶に刻まれた一本です。 まだ未視聴であれば、ぜひ大きな画面と音響で体験していただきたい映画です。

編集部の感想
みんなの評価・世間の声
公開直後から国内外で高い注目を集め、日本国内の興行収入は140億円を超える大ヒット作となった。映像美・音楽への評価は非常に高く、特にロードムービーとしての疾走感と細部に込められた東日本大震災への視線が多くの観客の心に刺さったとされる。
✦ 高く評価されている点
- ✓日本各地を巡るロードムービーとしての疾走感が秀逸で、次々と変わるロケーションと出会いが飽きさせない構成として高く評価されている。
- ✓CoMix Wave制作ならではの風景描写と光の表現が圧巻で、「映画館で見てよかった」という感想が観客から多数寄せられた。
- ✓RADWIMPSと陣内一真による楽曲が映像と高い精度で融合しており、主題歌「すずめ」をはじめとする劇伴全体が感情を大きく動かす。
- ✓主人公・鈴芽の成長と喪失の物語に普遍的な共感を覚えたという声が多く、特に震災経験者からの反響が大きかった。
⚖ 賛否が分かれる点
- ±物語中盤以降に展開するファンタジー要素と現実描写のバランスについて、「設定の説明が少なく世界観が掴みにくい」という意見と「謎を残した余韻が良い」という肯定的評価が混在している。
- ±椅子の脚のキャラクターをめぐる演出が独特で、コミカルな場面との落差が賛否を呼んでいる。
◎ こんな人に刺さる
新海誠ファンはもちろん、ロードムービーや旅を題材にした映画が好きな人、映像美と音楽体験を重視する視聴者に広く刺さる作品。震災後の日本と向き合った物語として、感情的な深みを求める大人の観客にも評価されている。
※公開されている評価の傾向をまとめたものです
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よくある質問
『すずめの戸締まり』の監督は誰ですか?
新海誠監督が原作・脚本・監督を務めています。『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)に続く長編映画です。
公開年・上映時間はどのくらいですか?
2022年11月11日に日本で公開されました。上映時間は約122分です。
新海誠監督の作品の中でどのような位置づけですか?
本作は「災害三部作」の完結篇として語られることが多く、喪失・再生・旅といったテーマを集大成的に描いた作品です。前二作と世界観のつながりはなく、単体で楽しめます。
音楽は誰が担当していますか?
RADWIMPSと作曲家・陣内一真が担当しています。主題歌「すずめ」をはじめ、劇伴全体が物語の感情と深く結びついています。
どこで視聴できますか?
U-NEXTやNetflix等の動画配信サービスで配信されています。配信状況は変更される場合があるため、最新情報は各サービスでご確認ください。












