
『進撃の巨人』レビュー|圧巻のストーリーと世界観——10年を超えて語り継がれる傑作
2013年 ・ 全25話 ・ WIT STUDIO
更新: 2026-06-13
作品情報
進撃の巨人
巨大な「壁」に囲まれた世界で、人類は壁の外をうろつく人喰いの「巨人」におびえながら暮らしていた。ある日、壁を超える「超大型巨人」が突然現れて平穏は崩れ、主人公エレンは目の前で母を奪われる。巨人の駆逐を誓ったエレンは、幼なじみのミカサ・アルミンとともに兵士を志す。立体機動装置を武器に巨人へ挑む人類――絶望と謎が連鎖していくダークファンタジー。
- 📅 放送時期
- 2013年春
- 📺 話数
- 25話
- 🎬 形式
- TV
- ⏱ 1話
- 約24分
- 📡 放送状況
- 完結
- 📖 原作
- 漫画
- 🏢 制作会社
- WIT STUDIO
- 🎭 ジャンル
- アクションドラマファンタジーミステリー
テーマ・タグ
公式サイト・SNS
作品データ・キャスト
主要キャスト
メインエレン・イェーガー
CV: 梶裕貴
本作の主人公。巨人に故郷と母を奪われ、その駆逐を誓う激情型の少年。
メインミカサ・アッカーマン
CV: 石川由依
本作のヒロインでエレンの幼なじみ。兵団屈指の戦闘能力を持つ。
メインアルミン・アルレルト
CV: 井上麻里奈
エレンの幼なじみ。腕力はないが、知略と発想で仲間を支える。
サブリヴァイ
CV: 神谷浩史
「人類最強の兵士」と称される調査兵団の兵士長。
サブサシャ・ブラウス
CV: 小林ゆう
弓と勘に優れた兵士。食い意地が張ったムードメーカー。
サブライナー・ブラウン
CV: 細谷佳正
訓練兵団次席の屈強な青年。仲間からの信頼が厚い。
サブコニー・スプリンガー
CV: 下野紘
身軽さが取り柄のお調子者の兵士。
サブベルトルト・フーバー
CV: 橋詰知久
何事もそつなくこなすが、物静かで控えめな訓練兵。
スタッフ
- 原作
- 諫山創
- 監督
- 荒木哲郎
- シリーズ構成
- 小林靖子
- キャラクターデザイン
- 浅野恭司
作品データ
- 原作
- 漫画
- 放送時期
- 2013年春
作品データ(詳細)
主題歌
- OP「紅蓮の弓矢」/ Linked Horizon(Season1前半)
- OP「自由の翼」/ Linked Horizon(Season1後半)
- ED「美しき残酷な世界」/ 日笠陽子(Season1前半)
- ED「great escape」/ cinema staff(Season1後半)
- 📖 掲載誌
- 別冊少年マガジン(完結・既刊34巻)
- 📡 放送
- 毎日放送・TOKYO MXほか(2013年4月7日放送開始)
🏆 受賞歴
- ニュータイプアニメアワード2013(作品賞・監督賞・脚本賞ほか)
- 東京アニメアワード2014 テレビ部門グランプリ
シリーズ放送順(年表)
本作とつながる続編・前作・劇場版を放送順に並べています。
- 1
本作進撃の巨人
2013年春
TVアニメ / 全25話
★ 8.5
- 2
外伝進撃の巨人 OVA
2013年秋
OVA / 全3話
★ 7.7
- 3
別バージョン劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~
2014年秋
劇場版 / 全1話
★ 7.5
- 4
前作進撃の巨人 外伝 悔いなき選択
2015年冬
OVA / 全2話
★ 8.3
- 5
別バージョン劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~
2015年春
劇場版 / 全1話
★ 7.7
- 6
スピンオフ進撃!巨人中学校
2015年秋
TVアニメ / 全12話
★ 7.0
- 7
続編進撃の巨人 Season2
2017年春
TVアニメ / 全12話
★ 8.5
- 8
外伝進撃の巨人 LOST GIRLS
2017年秋
OVA / 全3話
★ 7.7
各シーズンのあらすじ
ネタバレなし- 1
本作 進撃の巨人(2013年春)
【Season 1/2013年・全25話】壁を破られた人類と巨人の戦いの幕開け。エレンたちが兵士となり、調査兵団とともに巨人へ立ち向かう導入編。
- 7
続編 進撃の巨人 Season2(2017年春)
【Season 2/2017年・全12話】次々と現れる新たな巨人と、世界に隠された謎の気配。物語が大きく動き出す章。
『進撃の巨人』は、10年以上にわたって語り継がれる現代アニメの金字塔です。 巨大な壁の中に生きる人類と、それを脅かす巨人という設定から始まる物語は、 進むにつれてその世界観をまるごと反転させるような衝撃的な展開をみせます。 本記事では、初めて見る方へ向けて、ネタバレを徹底的に避けながらその魅力をお伝えします。
あらすじ(ネタバレなし)
舞台は、人類が巨大な壁の内側に閉じこもって生きる世界。壁の外には無数の「巨人」が存在し、 人間を食らい続けています。壁の中で平和に暮らしていた主人公・エレン・イェーガーは、ある日突然その壁が破られ、 目の前で大切なものを失います。
巨人への復讐を誓ったエレンは、巨人と戦うための組織・調査兵団を目指します。 幼馴染のミカサとアルミンとともに訓練を受け、やがて壁の外へと出ていく——。 第1期はこのような「巨人から人類を守る戦い」として展開しますが、 物語が進むにつれて「この世界はそんなに単純ではなかった」ということが少しずつ明らかになっていきます。
序盤に仕込まれた数々の伏線が後の章で回収されるとき、多くの視聴者は「そういうことだったのか」という 衝撃と快感を体験します。それがこの作品の最大の醍醐味のひとつです。
見どころ
圧倒的な世界観と伏線の密度
本作は「なぜ壁があるのか」「巨人とは何か」「この世界の外側はどうなっているのか」という 根本的な謎を提示しながら物語を進めます。その謎が少しずつ解けていく過程が非常に丁寧で、 各章の終わりに「次が気になって止まらない」という状態になります。 伏線の量と回収の精度の高さは、現代アニメの中でも群を抜いていると評される部分です。
立体機動装置によるアクションの迫力
本作独自の「立体機動装置」を使った戦闘シーンは、視点が縦横無尽に動く独特の映像表現が特徴です。 ワイヤーで建物や木々を飛び移りながら巨人と戦う戦闘は、見ているだけで興奮を覚える作画クオリティで描かれています。 特に一部の戦闘シーンは「アニメ史に残る」と評されることがあるほど、映像的な完成度が高いとされています。
善悪の境界が揺らぐ物語
物語が進むと、「誰が正義で誰が悪なのか」という問いが単純に答えられなくなっていきます。 人類の敵だと思っていたものの背後に何があるのか、正義だと信じていたものが違う側から見るとどう見えるのか——。 そういった視点の転換が繰り返されることで、視聴者は「物語の外側」について深く考えさせられます。 エンターテインメントを超えた、問いかけを持つ作品です。
キャラクターたちの生き様と死
本作では、愛着を持ったキャラクターが突然命を落とすことがあります。 それは残酷に見えますが、「生きることの意味」「何のために戦うのか」というテーマを強く打ち出すための演出でもあります。 キャラクターの死が物語に重みをもたらし、生き残ったキャラクターたちの言動の意味を深くしています。
こんな人におすすめ
- 伏線と世界観の謎解きが好きな人
- ダークで重厚なドラマが見たい人
- 圧倒的な作画とアクションを楽しみたい人
- 善悪が反転するような衝撃的な展開を求めている人
- 「傑作」と呼ばれる作品をしっかり見ておきたい人
まとめ
『進撃の巨人』は、1話を見始めると止まらなくなる引力を持った作品です。 世界観の反転、伏線の回収、キャラクターの生き様——これらがひとつの物語として丁寧に積み上げられており、 見終わった後に「とんでもないものを見た」という感覚が残ります。
暴力的な描写があることは正直に伝えますが、それを差し引いてもこの作品が提供する体験は唯一無二です。 「いつか見ようと思っていた」という方は、ぜひ今がその機会です。

編集部が実際に見た感想
みんなの評価・世間の声
国内外で長期にわたり最上位クラスの評価を維持し続けており、膨大な視聴者数に支えられた「現代アニメの代表作」という評価が定着している。世界各国でリアルタイム視聴が行われ、社会現象と呼べる規模で話題になったことは、日本のアニメとしては異例の広がりだった。ただしシリーズ終盤・特に結末については視聴者間の意見が大きく割れており、長期連載の帰結に対する賛否の声は現在も続いている。
✦ 高く評価されている点
- ✓緻密な伏線の密度と回収の精度が高く、「1期で張られた伏線が何シーズン後かに回収される」構造を多くのファンが称賛しており、見返し視聴を促す引力が強い作品として評価されている。
- ✓WIT STUDIOによる1〜3期の立体機動アクション描写と、MAPPAによる最終シーズンの戦闘作画が、それぞれ時代を代表するクオリティとして語り継がれている。
- ✓「人類対巨人」という単純な対立構図が後半で根底から覆され、善悪・敵味方の概念が揺らいでいく構成が「他では得られない体験」として評価されており、複雑な感情を抱えながら見続けるファンが多い。
- ✓エレン・ミカサ・アルミンら主要キャラクターの成長と変容が長期シリーズを通して丁寧に描かれており、キャラクターへの感情移入の深さが長期ファンを生む基盤となっている。
- ✓音楽・映像・演出の三位一体による特定エピソードの完成度が非常に高く、個々のエピソードが独立した名作として語られるほどのシーンが複数存在する。
⚖ 賛否が分かれる点
- ±アニメ版の結末(最終章の着地)については、物語の方向性や主人公エレンの選択・最終的な運命に対して賛否が大きく割れており、「完璧な結末だった」という声と「消化不良が残る」という声が今も並立している。
- ±後半シーズンの製作会社変更(WIT→MAPPA)による作風の変化を「好ましくない」と感じたファンと「それぞれの良さがある」と受け取ったファンで評価が分かれている。
- ±話数が多く世界観が複雑なため、「どこかで脱落した」「後半は難しくてついていけなかった」という視聴者が一定数いる。
◎ こんな人に刺さる
壮大な伏線と世界観の反転を楽しみたい視聴者に特に深く刺さる作品で、SFや歴史ものが好きな層にも広く受け入れられている。アクションの迫力を求める層はもちろん、哲学的・政治的なテーマに関心があるアニメファンにも支持されており、「エンターテインメントとして楽しむ」「テーマとして深読みする」の両軸で楽しめる間口の広さがある。
※公開されている評価の傾向をまとめたものです
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よくある質問
暴力描写はどのくらい強いですか?
巨人が人間を食べるシーンなど、血や暴力を含む描写があります。過激な表現が苦手な方には注意が必要です。ただし残虐性を強調するためというよりは、戦争や絶望の重さを伝える演出として機能しているとされています。
シリーズが複数ありますが、全部見る必要がありますか?
本作はシリーズを通して一本の大きなストーリーを描いているため、続きを見ることで物語の全貌が明らかになっていきます。第1期だけでも完結感はありますが、続きを見ることでより深い体験ができる構成です。
どこで配信・視聴できますか?
U-NEXTやDMM TVなどの動画配信サービスで視聴できます。最新の配信状況は各サービスのサイトでご確認ください。
アニメは完結していますか?
アニメシリーズは最終章まで放送が行われており、物語の結末を映像で見ることができます。原作漫画もすでに完結しているため、アニメを見終えた後に原作を読むという楽しみ方もできます。
子供でも見られる作品ですか?
暴力的な描写や重い内容を含むため、お子さんに見せる際は保護者の判断をおすすめします。対象年齢としては中学生以上を想定した作品と言えるかもしれません。





